オークランドに住んでいる時から行き始めたジム。
ここシドニーでも、現地に到着してから銀行などの書類関係、住むホステルなどを決めた後にすぐ予約した。
エニタイムにした。
エニタイムは、一度契約すれば世界中どこのエニタイムでも入れるので、ホステルから近い3つのジムをその日の気分で試してみた。
一つはホステルから徒歩5分のキングスクロスにあるジム。 ここキングスクロスはリッチなゲイが住むエリアと、たくさんのホステルがあり旅人が集まるエリアが混在しているので、ジムにはやはりゲイと、ロッカーを見ると近所のホステルのロゴが描かれたキーが何個かあったので、自分と同じようなワーホリできている人たちもいた。自分と同じ人種が集まる場所だったし、ホステルから近かったしということで、ここは自分のホームのようなジムだった。
もう一つはシティの中心地一で番大きいジム。 昼過ぎにここへ行くと、ビル群で働いているコンストラクションワーカーが仕事服のままウェイトを持ち上げている光景をよく目にする。ブーツや安全服のオレンジのユニホームに泥がついているけど、そういう事は気にしたってしょうがない。
もう一つはシドニーの有名な観光名所オペラハウスの近く。立地的に人が多いのかと思いきや、意外と穴場で、どの時間帯に行っても空いている事が多い。週末は上記2つのジムは混んでいたので、そこまでキングスクロスからボタニカルガーデンを散歩しながらよく通っていた。帰りはサーキュラーキーからタウンホールまで歩いてキングスクロスまで戻った。シドニーの中心地の街並みはとても綺麗だから帰りに1時間くらいかかって歩いても全然飽きなかった。
アルバイトが始まってからは徒歩5分のキングスクロスのジムによく行くようになりバイトから帰ってきてキッチンでご飯を食べ終わった後にほとんど毎日行っていた。(行かない日も何日かはあった。)
一日でもサボってしまうと
「昨日行かなかったから今日も行かなくていいや」と思ってしまい逆に辛くなる。だから「ジムは週に3回」とか言わないで、毎日行くと決めてしまったほうが実は習慣化することは簡単なんだ。
決して毎日ハードにやらなくても、「今日はちょっとだけ」という日があってもいい。一番大事なことは毎日行くことなんだ。
とにかく毎日行くと決めて行っている奴は、気分で行く日を決めているっていう奴に絶対精神面で負けない。
さっきも言ったように別に適当にやる日があってもいい。でもとにかく毎日行くことが大事なんだ。なぜなら実際にそうしてきた自分の体験談から言うと、人生において"勝ち癖"が付くんだ。
とにかく自分に負け癖がついてしまうのが嫌だった。
「今日はジムサボってしまったからな」と思ってジム以外のものにも影響を受けてしまうのが僕は嫌だった。
だから、誰かに体の大きさで負けない、競っている、というのもあったかもしれないけど、自分の人生をポジティブなエネルギーに保ち続けるために毎日ジムに行っていた部分もある。
また、半年経った頃にホステルで香港人のスンスンと会って、彼と一緒にジム代を折半して一緒に行っていたりしていたこともあった。
前回通っていたオークランドのジムとは違って、キングスクロスにあるジムはガチモンのゴリマッチョばかりだったから「うわ、怖え」と思ったけど、これで行くのをやめたらいつまでもビビって変わらないとも思っていたから、毎日行くことにしていた。
ここまで「精神的な勝ち癖をつけるためにほぼ毎日ジムに行った」と書いてきたけど、ジムに通い始めたそもそものきっかけは、
「デフォルトで体が大きい白人の男たちが、相手が小さいアジア人だからといって舐めた態度を取ってんじゃねえぞこの野郎」とか、
ホステルで暮らして毎日色んな男とすれ違うから、彼らにいちいちビクビクして怯えながら生活したくなかった。負けたくなかった。実際に体を大きくし、その"目に見える体が大きいという事実"や自信でリラックスして生活をしたい
という強力でネガティブなエネルギーを、ジムで鍛えるという建設的でポジティブなエネルギーに転換したいというのが理由だった。あ、あとモテたかったから。
周りに強がったりする演技をすることで自己防衛をする事ができるかもしれないけど、それだと根本的な原因は解決できないし、男同士でもフェイクな奴は目と立ち振る舞いを見ればわかってしまう。時間がかかるかもしれないけど、自分も体を鍛えて"体が大きい側の人間"になってしまえば、この僕が内に秘めていた「この野郎舐めるなよ」というネガティブなエネルギーを一番良い方法で昇華できると思った。
こんなきっかけで行き始めたジムだけど、正直ここまで自分が継続するとは思わなかったし、(それだけ"細身のアジア人"というコンプレックスが強力だったという裏返しにもなるのかも)何よりも自分は「やる男なんだ」という事実を確認できた。
この事実確認が、ジム以外のことをやる時にも自信が持てるようになると思うし、以前に比べて何事にもポジティブな思考になれた。
これらの経験から伝えたいことは、何でもいいから一つ選んで、それを何年も毎日少しづつでもいいから継続してみてほしい。そうすればある時に後ろを振り返ると、自分でも驚くほど遠くに来ていることに気づく。
この成功体験というか、"確かに成長している"という事実確認が「俺、私、やれるじゃん」と思えるようになり、他の新しいことに挑戦したとしてもそれも「イケるかも」と思えるようになると思うんだ。
「イケる!」って思える精神状態のほうが人生はきっと楽だし、何より未来に希望を持って生きれるようになるのがデカい。