アイルランド人の旅行客が3人、エラと僕が生活している部屋、Room5にやってきた。
僕らのようなホステルで長く住んでいる旅人は、旅行しにきているというよりも、アルバイトをしていたり、毎日朝早く起きて規則他阿dいい生活をする必要があるから、こういう「旅行だぜ!楽しむぜ!」っていうテンションで来ている人が来られると正直疲れる。
僕らは毎日同じ時間帯に集まって話したり、ある程度みんなが快適に暮らせるように夜は静かに寝れるような環境を作ったり。。
でもそれが分からずに今回のアイルランド人らのような人もたまに来る。
まあ、ホステルだからしょうがないんだけどさ、やっぱり最初に部屋に入ってきた時は何か"空気感"を感じてほしいというか、リスペクトを払ってほしい部分はあるよね。。
僕らがちゃんんとタイディーにしていた部屋を、男1人、女2人できた彼ら彼女らが、でっかいスーツケースを開いた状態で床に置いて道を塞いでいたりしていたもんだから、正直「早く帰っていって欲しいな」と思っていた。
僕の考えていることとは反対に、エラはキラッキラした目でアイルランド人らと友達になったから、部屋が騒がしくなったし、バルコニーも占領されて僕は違う居場所を探した。
夜中になると、キッチンが閉まるからバルコニーに行っていたが、僕はホステルの外の階段でみんなと話していた。
上のバルコニーからはエラの声がよく聞こえた。
エラには同じホステルにいるアラブ系のフランス人、ザヒードの事が好きだった。
彼はエラの事をなんとも思っていない感じだった。
エラ自身も意識してザヒーどがホステルの外にいたら、顔を出していたのを知っているし、僕の韓国人の事もあるから、興味はなかったけど僕も何か手伝ってあげなければいけないなとも思っていた。
とは言っても僕はザヒードとは挨拶程度しかせず、いつもフランスのバイクに乗って全身黒のジャージを着たフランス人のヤンキーとつるんでいるし、お金儲けも結構グレーな事をやっていたから、人としては好きだったけど、そこまで深く関わらないようにしていた。
そこで僕がエラに対してやってあげたことは、とりあえず話を聞いてあげたことと、ポジティブな言葉をかけてあげることだった。
大体1ヶ月くらい経ったかな?
エラがザヒードに対してアプローチしていたのをなんとなくみていたし、一緒にアイルランド人のグループでボンダイビーチに行く時もエラはザヒードが行くならという理由で一緒についてきていた。
そしてある日の夜、いつものようにみんなでホステルの外の階段で話していると、エラとその女の子のグループが何やらソワソワしていた。
「ザヒードがエラのことをどう思っているのか知りたいんだって」
そうエラの友達である子が僕に言ってきた。(エラと僕はsとからみても親友みたいにみられていたから、なんか情報があると、すぐに僕のところに伝わるようになっていた。。)
正直僕自身はこういう"恋する女の子のための楽しい作戦会議"なんてのは全く興味がなくて、それなら男同士でもっと色んなことを話したりすることに時間を使いたかったんだけど、
今までのエラの関係から、韓国人の事もあったし、関わる義務があるからしょうがなかった。
その夜はエラがザヒードの近くに何度も寄っていってアプローチしているのを、僕とエラの女友達と見ていて、彼女らは盛り上がっていたけど、僕からしたら早く終わって欲しかった。
結構時間長引いたし、夜中になったから、僕は一旦その場から離れて落ち着くバルコニーへと向かった。
そこには香港人のスンスンがいて、彼と何を話すわけでは無いけど、外の階段の喧騒から離れてゆったりとした静かな夜をお互いに過ごしていた。
やろうとして断られて、その後も一っしょに過ごして、ザヒードの件も書いたら、恥ずいけど面白い。
ざひーど全く興味ない。
今考えていることは悪い。だから寝て、朝