人生を先に進めるために書いている

日本で、日本人の環境で20年間生活してきた僕が、一気に人生の3年3ヶ月分、海外で生活をした。

これは僕にとって、人生の大イベントだった。

海外生活中にホステル生活をして、たくさんの旅人と出会い、彼らと毎夜会話をした。

「そこで感じ取ったエネルギーを鮮度が高いうちに何とかして僕の頭から現実世界へ残さなきゃ。これは絶対やらなきゃいけない。」

こんな経緯でホステル日記を書いている。


今は日本へ帰国して、エンジニアとして働いている。 (よく広告にある「未経験からエンジニア!」って感じで簡単に入れたわけじゃないからね。。4年間くらいコツコツと、ちょっとずつ独学でコード書いてたし、オークランド、シドニーの図書館、チェンマイのコワーキングスペースにはお世話になった。)

今はもう「旅人、放浪人」っていう自分から抜け出したい。

もっとエンジニアとしてのキャリアに集中したいし、自分で作ったプロダクトを収益化したい。もう、子供じゃないんだ。自分の人生に責任を持つんだ。


次海外へ行く時は、「仕事のため」とかで行きたいかな。。

「わざわざホステル日記を書かなくても、とっとと忘れてキャリアに集中すればいいじゃん?」 「簡単じゃない?」

って思うかもしれないけど

どうしても作品として残さないと、今までの体験を文章として残しておかないともったいない、自分の頭だけに収めておくのは勿体無い。みんなに共有したい。「俺、こんな体験をしてそこからこんな事を考えたんだ」って。

"文章に書いて海外生活の記録を残す"という行為は、僕以外誰も気にしていないと思うけど、僕自信は何だか使命感に追われているような気がするんだ。

こんなことを"生涯学習し続ける必要があるエンジニアという仕事"と並行してやっているもんだから、執筆している「ホステル日記」の内容を散歩している時とか、仕事している時とかに無意識に考えてしまって、本来仕事に向けたいエネルギーが分散してしまっている気がするんだ。(どっちも自分で決めたことだから、決してネガティブなエネルギーの分散ではないんだけど、、)


これが書き終わったら、ようやく頭の中にある「3年3ヶ月の海外生活」というメモリを解放できる!一旦忘れて前に進める!もっとキャリアに集中できる!

今日も書いて、明日も書いて、作品として世に公開して、僕の人生を前に進める。目の前の仕事に集中できるようにするために。(でも早く書いて終わらすっていうマインドだと"良い作品"ってできないと思うから、じっくりと納得するまで時間を気にせずにやっていきたいのが難しいところ。早くできた作品は熱とか芸術性が乗り切ってないから薄っぺらくなってしまう。それは嫌だ。そこは妥協したくない。あああ。)

さらに昔からあれもやってこれもやってみたいな性格だから、この絶望的なストレスというか、一つのことに集中できない宿命みたいなのを負っているのかもしれない。でもこれを平気でこなしている人も世の中にいるのは知っている。ホステル日記を書き終えた後も、また他の事をやり出してしまうのかもしれない。。あああ。