スーツケースで来る人、ボストンバックで来る人

旅慣れている人は、sスーツケースでこない。

もちろんヨーロッパ系の人はスーツケースで来る文化がなくて、でかいバックパックを2つ後ろと前に両方背負って来る人が多いんだけど、

何度も移動を繰り返している人は、軽いボストンバックをひょいと抱えて来る人が多い。

荷物が軽いと移動も早くなるし、準備も早い。頭のリソースも荷物にそこまでとらわれていないから、心も体も軽いような印象を受ける。

もちろん何かギターを持ってきたとか、DJのセットを持ってきたとかなら話は別なんだけど。。

僕自身最初はスーツケースで来ていたんだけど、ホステルで同じ部屋になった人が少ない荷物で来て、出て行く時もちょっとだけ荷物を整理してひょいと移動してしまうのを何度か間近で見ていて彼らに強い憧れを抱いていた。

スーツケースでくるってことは、ボストンバックで来る人に比べて、持ってきている荷物が多いということになる。

それって、部屋を移動する時、何かを買う時、新しい場所への飛行機のチケットを買う時、新しいルームメイトが来たときに、荷物のスペースを開けて上がる時、毎日自分のたくさんの荷物を見る瞬間、

これらを想像するたびに「うわ、めんどくさい」と頭を痛めつけてしまう。

そのダメージは結構大きくて、一週間くらいの旅行ならいいんだけど、長期間狭いスペースで、移動の多い生活をしていると結構このストレスが積み重なって、本来もっと使うべきエネルギーの方向があるのに、それのせいでエネルギーが無駄に削られている気がする。

あと、ボストンバックで来る人はやっぱり2年間ホステルに住んでいた自分からすると「旅慣れているな」という第一印象を受け取って、それが自分が勝手に形成している「ホステル界隈」ではとてもかっこいい人種に入る。

だから僕もいつかはスーツケースを捨てなければと思っていた。

同じ部屋にチリ人のペドロが来た。

彼は僕がここに来る前にこのホステルに泊まっていて、そこから東南アジアを6ヶ月間放浪し、再びここのホステルに帰ってきたらしい。

知り合いも何人かいて、その中に僕の友達もいたので、彼とはすぐに仲良くなれた。

まあ、彼がチリのワーキングホリデーを使って大阪に2年間暮らしており、日本語が話せるという要素もそれに大きく貢献していた。

彼も荷物が極端に少ない。

部屋に着くなり、荷物を取り出してものの10分くらいでアンパッキングを終えた。

朝になると支度をすぐに済ませてどこかへ行ってしまった。

「身軽そうでいいな!」「絶対荷物は少ない方がいい。」

荷物を少なくすることで生じるデメリットは一つあった。

それは服を厳選しなければいけないので、クラブに行く時や、女の子とデートに行くときに着ることができる服が2,3パターンくらいしか無いこと。

それでもやっぱり荷物が多いことへのストレスを考えたら、そんなことはしょうが無かった。「着ている服が少ないから女の子にモテない」っていう言い訳をするのもダサいと思っていた。

その後もやっぱり同じ部屋でペドロが準備する仕草を見ていたけど、毎日行動パターンが決まっていて、無駄がない。

ここで思ったんだけど、そもそも荷物が多い人って、人生に対して明確な理由がない場合が多いのではないか?

「あれどこにやったかな」「次何しよう」って考えてしまっている人って、明確に構想が決まっていないから、そのような現象が起きてしまうわけで、無駄な荷物も「"なんとなく"必要だから」と思って持ってきている部分もあると思う。

でも荷物が少ない人は、厳選をして、自分の人生に必要なものだけを持っているから、その分日々の準備や行動が早くて無駄がない。

「時間がない」って言っている人は部屋の荷物を一度見直してみるのもいいのかもしれない。なんと無くっていう理由で所有しているものに、あなたの人生の時間が取られているということを想像したら、結構バカらしくなってくると思う。

その後、明確な時期は覚えていないが、僕は決心して、す

[僕はかつてスーツケースだった。ロッカーの上のものは全部俺のものだった→この主張をどこかに入れたい。]