そこはラテンだらけだった

そこはラテンだらけだった。

[クラウディオとホアキンはここでは話さない。もしくは少しだけ。部屋に入った時、その周りの環境とかを書いていく。]

僕の部屋はRoom 11になった。

ホステルの住人はカードを持っていて、その中にあるチップを部屋のドアのセンサーに当てると開くような仕組みになっていた。

さっそくセンサーが反応したカチッという音とともにドアを開けると、10人部屋で、

一人の女性だけその部屋にいた。

「どこのベットが空いてる?」

と尋ねてその女性の顔を見たら衝撃が走った。

物凄い美人だった。なんでこんな美人がホステルなんかに住んでいるんだろう。そう思った。

その女性の名前はラヴィーニャ。ドイツ人で(偏見だけどドイツ人で英語が流暢に話せない人に出会ったことがない)あと2ヶ月後にベルリンに帰るのでそれまでここに滞在しているみたいだった。

一旦荷物を置いてキッチンやバスルームを回っているとある事に気づく。

「スペイン語ばっかり聞こえる」

後から分かった事だけど、ワーキングホリデーの時期的にラテンの人たちが大勢いるらしい。そしてチリ人はニュージーランドのビザの定員がその年に2倍になったとか。

イメージ通り彼らはとても陽気で見知らぬ僕が来ても話の輪に自然に入れてくれたり、廊下ですれ違うたびに

“hi bro”と言ってくる。初めて会ったのに。

「シェアハウスの時と比べてここに居れば寂しくないな」

そう思った。

ひと通り見回った後、部屋に戻ったらラヴィーニャの他にもう一人男がベットで音楽を聴いていた。

軽く挨拶をした。

「僕は日本から来た。あなたはどこの国からきたの?」

「チリ」

そういうと、彼は日本の好きな音楽をその時付けていたヘッドフォンを僕に渡して聞かせてくれた。

メタルロックだった。好きじゃなかったからすぐにヘッドフォンを返すと、彼は英語が話せないのか、翻訳アプリにスペイン語で話しかけて僕にその画面を見せた。

どんな仕事をしているのか?

いつまで滞在するつもりか?

彼の家族の話、彼の仕事の話、彼の身体中に入っているタトゥーの話、日本の針で入れるタトゥーの話、格闘技の話、、、

、、、この会話いつ終わるんだ?

これから生活していくと、たびたびラテン独特なのか分からないけどこの永遠に終わらない会話に巻き込まれて予定が遅れたりすることになるけどまあこれもこれで今までシェアハウスで暮らしていた時に感じた寂しい気持ちを感じなくなるから良いのかもしれない。

もちろんホステルの生活が全てではなくて、他にも生活のために働いたり、散歩したり、図書館で作業をしたり、行ったことない場所に一人で行ったり、スーパーで買ったことのないお菓子を買ったりする必要があるからここにはずっとは入れないけど、

ここもっと具体的に↓

ここに戻ると必ず話し相手がいるし、夜は自分が気になるグループに入って夜中まで話せるから楽しい。こういう生活をこれから毎日できると思うと、ビザの残り期限合わせてあと7ヶ月後、自分はどれくらい人との関わりで人間的に成長できるのかワクワクする。

シェアハウスに住んでいた時は家にいる間はいつもの3人以外合わなかったから、会話が機械的になったり、少なくなったり。でもホステルにいると毎回新しい人に会えるし、色んなキャラの人がいるから、永遠に飽きない会話を毎日のようにする事ができる。

こんな環境ってよくよく考えてみると貴重だし若い時に国籍関係なく若い男女が集まる環境に入れて良かったと感じている。

“国籍関係なく人と沢山話せる環境”が具体的にどう良いのかを上手く言葉で説明する事は出来ないんだけど、なんとなく僕の心が「今はこの環境に浸っておけ」と言っているからそれに従うようにする

もしかしたら自分が日本にいた時は日本人しか周りにいなくて、ニュージーランドの都心のど真ん中にあるホステルで今までの人に会う量がガラッと変わったからその反動でもっとこの初めて受ける刺激が欲しいと思ってこうなったのかもしれないけど。まあ分からない。

あと7ヶ月ここのホステルで一体どんな生活や出会いが待っているんだろう!

[伝えたいこと]

これは特にないな。。